ある在中国日本語教師の日記

日本に居場所があんまりない在中国日本語教師日記です。

クビ撤回(らしい)

前回の続き。

(パソコンがぶっ壊れて更新できなかったため一週間前の話)

同僚の中国人教師が色々動いてくれたらしく、書面で説明すればクビにならないようなことを言われる。とりあえず書面は出しておいた。

最初、学生に通訳してもらったときは「クビ決定」みたいな言い方だったので、なんで簡単に撤回するのか不明だが。日本語科と教務課と国際交流センターの意思疎通がグダグダで行き違いがあったのだろう。

 

クビにされかかるわ、パソコンがぶっ壊れて授業準備もできないわで、この学校にもだいぶケチが付いてきた。

これは「そろそろ学校を換われ」という天の声か。

この大学でも仲の良い学生がたくさんできたので、たまにしか会わない相手とのトラブルでいきなり全てをリセットするのも忍びない。

ただ、もう一年ここにいても、一度はクビにするとか言ってきた顔も合わせたくない相手の下で、変わりばえのしない毎日が続くだけなのも事実。

私をクビにするとかしないとか、こちらの生活を左右する権限があると思われてるのも腹が立つので、できればこちらから見切りをつける形にしたい。

まだ結論は出せないが、転職活動を密かに始めることにする。

 

先週は学生が市内の一軒家を借り切ったパーティーに招待された。

五階建ての豪華な一軒家で、カラオケ・ビリヤード・各種ゲームなどありとあらゆるアミューズメントが用意されている。ちょっとしたアスレチックジムまであった。

ここを一日借り切って1400元(約24000円)。

日本でも同じようなサービスをする施設はあるのだろうか。

漫画「ワンピース」のコンセプトで統一された部屋で熟睡して翌日帰宅。

 

それはいいのだが、なんとその時に私の寮の鍵をなくしてしまった。

最悪のタイミングである。

鍵紛失は国際交流センターに連絡しなければならない。

中国人の同僚先生にメールしてみると、案の定「国際交流センターのY先生(クビ宣告した人)に連絡してください」と。

この同僚の先生がいろいろ動いてくれたっぽいのであまり言いたかないが、「自分をクビにしようとした相手に『鍵なくしたので助けてください』と連絡するのは死ぬほど気が重い」ということを理解してくれてない・・・。

 

こちらも少し中国語がわかるとはいえ、細かいニュアンスはわからない。

センシティブになっている時だけに、相手の何気ない言葉を悪く取ってしまうかもしれないし、相手もこちらの下手糞な中国語に失礼なニュアンスを感じ取ってイラっとするかもしれない。

(頼むから、間に入ってくれよ・・・)という言葉を飲み込んで、物凄く重い気分でY先生にメールする。

そのうち国際交流センターのアルバイト学生からフレンドリーなメールが来た。

「今後困ったことがあったら連絡してください」と。

あちらも私と直接話をするのは嫌なのだろう。

まあ当然ではある。

 

というのが、パソコンがぶっ壊れて更新できなかった一週間前の出来事。

(今後も、あまり更新できなかったりコメントいただいても返信が遅れるかもしれません)