書くことは「考える」こと。
久々の更新。
このブログ、長期放置状態にも関わらず、なぜか一日50アクセスある日もあったりして、不思議だなと感じるこのごろです。
こんなものなのでしょうか。
中国の大学も今学期の授業はあと一ヶ月ほどで終わります。
今は、今月末が締切の「中国人の日本語作文コンクール」に向けて、学生たちに指導(大したことはやってませんが)しているところです。
今年の参加者は2年と3年合わせて10人程度かなと。
コンクールのホームページ日本語作文コンクールを主催する、日中交流研究所
を見ると、各大学の先生方の作文指導法も書かれていて大変参考になります。
特に、普段の作文授業で参考にさせていただいているのは
日本僑報社(The Duan Press)の池嶋先生「書くことは『考える』こと」です。
書かれていることにいちいち頷きながら、自分の以前の指導法がいかに薄っぺらいものだったか痛感させられます。
作文授業は、ただ日本語の文章をうまく綴らせればいいというものではなく、学生が自分自身ととことん向き合い、これからの自分の生き方(人生観)を形成する手助けをするものなのですね。
それには、書く前にまず徹底的に「思考すること」が必要です。
となると、「日本語の巧拙」は二の次で、普段からあれこれ考えている学生が面白い作文をかけるようになります。
普段、あまり物事を深く考えず、雑に生きている学生には、まず「自分の頭で考えること」から教えなければなりません。
いやー、深いですね。
上手く授業できているとはまだ言えませんが、作文授業にやりがいを感じられるようになりました。
ほかの先生方の指導法(中国人の日本語作文コンクール)も参考になるものばかりで、やはり「井の中の蛙」はあきません。
学生からの思いもよらないような意見や面白い発想に、こちらも学ばされるような授業、楽しいですね。
これからも学生と一緒に学んでいきます。